― 世界樹が起こす五行の入口 ―
【導入文】
私たちは、自然界に存在するあらゆるものから、
宇宙の真理の断片を垣間見ることができる。
その中でも、
天へと聳えるジャイアントセコイアは、
まるで地球に刺さった世界樹のように、
五行の入口を開く存在として、静かに立ち続けている。
本章では、
ジャイアントセコイアを通じて「五行循環」の原型を探っていきます。
【本文】
◆1. 世界樹は「天と地」を繋ぐ
ジャイアントセコイアは、ただ巨大な木ではない。
雷を誘い、火を招き、土を生み、水を育み、地球の核へと繋がる存在。
まさに「天と地を繋ぐ回路」として、地上に立っている。
◆2. 火を呼び、火を受け入れる存在
セコイアは自ら雷を受け止め、
山火事を引き起こすことで、地上の循環をリセットする。
火を恐れず、火を必要とする。
それが、世界樹の本能だった。
◆3. 火から土へ、そして水へ
焼かれた地表は灰となり、
やがて土を肥やし、雨を受け入れ、
地下へと水脈を広げていく。
火によって破壊されることは、
次の循環を生むための必然だった。
◆4. 土と水が金を育む
圧縮された土と巡る水は、
やがて鉱物、金属元素を生み出す。
「金」は五行の中でも結晶化を象徴し、
地球の核そのものへと繋がっていく。
【まとめ】
こうして見ていくと、
ジャイアントセコイアは、
- 木(成長)
- 火(覚醒)
- 土(基盤)
- 水(循環)
- 金(結晶化)
という五行循環のすべての始まりを担っていることがわかる。
世界樹とは、
地球が自ら起動した「五行の螺旋装置」だったのかもしれない。
次章では、
この循環における「火」の意味、
そして火を受けることによって芽吹く命の真実へと踏み込んでいく。
◻︎参考:ジャイアントセコイア(セコイア公園を歩く)
https://www.youtube.com/watch?v=WWorX7kqC9g