ふとした疑問から始まった思考実験が、壮大な宇宙的視点へとつながる。人体は、摂取した水よりもわずかに多くの水を排出しているのではないか? もしそうだとすれば、それは人体が水を「生み出している」とも解釈できる。さらに視点を広げると、地球そのものが「水と空気を生成する装置」なのではないか、という仮説が生まれる。
人体が水を生み出している?
一般的に、人間は水を摂取し、排出する。しかし、代謝の過程で「代謝水(Metabolic Water)」が生み出されている。例えば、脂肪1gの燃焼によって約1.1gの水が生成されるという。つまり、単に飲んだ水を排出しているわけではなく、内部で水を作り出すシステムが存在するのだ。
また、皮膚や肺からの水分蒸散は、大気との水交換の一環と考えられる。これにより、地球規模での水の循環に無意識のうちに関与している可能性がある。
地球は「水と空気を作る生命体」か?
生命の循環を見たときに、植物は酸素を作り、動物は水を作るという役割分担が見えてくる。植物は光合成により酸素を供給し、動物はその酸素を使ってエネルギーを生み出す過程で水を生成する。この相互作用が、地球を「水と空気を生成し、循環させる装置」として機能させているのかもしれない。
宇宙には多くの惑星が存在するが、水と空気を持つ惑星は極めて少ない。もし地球が「水と空気を作り、それを外へと送り出す存在」ならば、まるで宇宙の中のひとつの巨大な生命体のように見えてくる。
水は記憶を持つ?
この考えをさらに推し進めると、水が情報を保持し、記憶するという仮説が見えてくる。水の分子構造は、外部の影響を受けて変化することが知られており、特定の波動やエネルギーに応じて変化する可能性がある。
量子物理学の「観測者効果」を考慮すると、人の意識や感情が水に影響を与えることも理論上は考えられる。仮に水が情報を記録し、それを伝播する媒体であるならば、私たちは無意識のうちに水を通じて宇宙とコミュニケーションを取っているのかもしれない。
トレーダーとしての視点:水の波動と市場の波動
この視点をトレードに応用すると、相場もまた「情報を記憶し、循環する媒体」として機能していると考えられる。市場は人々の意識やエネルギーを反映し、その波動の変化を通じて未来の動きを暗示する。
価格の動きが水の波紋のように広がるとすれば、トレーダーはその波動を読み解き、エネルギーの流れを捉えることができるはずだ。市場の動きは単なる数字の集合ではなく、世界中のトレーダーたちの意思と感情が織りなす波の一部なのだ。
結論:私たちは水を通じて宇宙とつながる存在
もし人体が水を生み出し、地球が水と空気を作る存在であるならば、私たちは単なる個としてではなく、「全の一」としてこの宇宙の中で機能しているのかもしれない。水が情報を記憶するという仮説が正しければ、私たちの想いもまた、水を介して広がり、世界に影響を与えているのではないだろうか?
トレーダーとしても、この概念を意識することで、新たな市場の見方が生まれるかもしれない。価格の波動を読むことは、まるで水の流れを感じ取るようなもの。そう考えると、私たちが相場に対して持つ「想い」もまた、水のように市場の中に溶け込んでいるのではないか。
私たちは水であり、波であり、エネルギーである。
この視点が、トレードにおける新たな気づきにつながるかもしれない。