1Kとは?
1K(ワンケー)とは、エネルギーの蓄積と消化を計測するための基準単位 である。
相場における 波動の推進・修正のエネルギー量 を定量的に把握するために導入される。
これは、ボリンジャーバンドの表示範囲(±9σ)を基に、
その間を 18目盛(K=区間) で分割し、
「1目盛=1K」とする ことで、エネルギーの流れを明確に視認することが可能になる。
📌 1Kの読み方と数え方
- 「1K(いちけー)」と読む
- 数を増やす場合は 「2K(にけー)」,「3K(さんけー)」… のように数える
- 例えば、50MAの波動エネルギーは 3K(さんけー)、75MAの波動エネルギーは 4K(よんけー)となる。
📌 1Kの計算方法
- ボリンジャーバンドを ±9σまで表示 し、
バンドの幅を18等分(18K)する - この1区間(1K)が エネルギーの最小単位 となる
- 20MA規模の波動=1K として基準化する
📌 1Kのエネルギー性質と計測法
① エネルギーの含有量の算出
- 各波動の勢いには、それに応じたエネルギー含有量があり、
それを 1K(20MA規模の波動) で計測する。 - 例えば、50MAの波動のエネルギー含有量は 50/20 = 2.5K
→ ただし、1K未満の端数は切り上げられるため、3K となる。 - 同様に計算すると:
- 75MA = 4K
- 120MA = 6K
- 37.5MA = 4K(小数点以下切り上げ)
② 1Kを用いたエネルギー計測の具体例
- 下降トレンドで 100MA規模の零細波(11.1MA) が発動すると
ネックラインはボリンジャーバンド-1σとミドルの間に形成 - 20MAの波動では、その下段(20/3≒6.66..MA)が -1σと一致
→ さらに下段の零細波(20/3/3≒2.22..MA)は -2σと-1σの間
→ これによって3段階の波動(主波・副次波・零細波)が成立する
③ 1Kと因果の法則
- 波動や波形が「結果」だとすれば、
その根底には「エネルギーの蓄積・消化」という「原因」が存在する。
つまり、波動のエネルギー含有量を把握することは、相場の因果関係を読み解くことに等しい。 - 例えば、37.5MAの波動の勢い であっても、そのエネルギー含有量を 4K として測ることができる。
→ ボリンジャーバンドを表示することで、エネルギーの蓄積や到達点が視認可能。
📌 まとめ
1Kは、相場のエネルギーを視覚的・数値的に測定するための基準単位である。
ボリンジャーバンド±9σの幅を18分割し、1目盛=1Kとすることで、
波動の蓄積・消化、エネルギーの推移、到達点の測定が明確になる。
また、エネルギーの含有量を 1K単位で測定し、端数は切り上げて考慮する ことで、
波動の勢いに対する適切なエネルギー評価が可能となる。
さらに、「1K(いちけー)」と数え、2K(にけー)、3K(さんけー)」のように日本語の数字とKを組み合わせて表記する。
これにより、視認的にも理解しやすく、トレードの実践で活用しやすい定義となる。