〜「停滞波B点の終点」を基準に再定義する〜
トレードスタイルには スキャルピング・デイトレード・スイングトレード の3つがあるが、
それぞれの違いを 単なる時間軸の違いではなく、「停滞波B点の終点とC波の波動トリガー成立」を基準 に整理すると、より明確な戦略を立てることができる。
📌 スキャルピングの新定義
スキャルピング = 「停滞波B点の終点を捉え、続くC波の波動のトリガー成立ポイントまでを狙うトレード」
✅ 停滞波A-B-CのC波の発生地点を狙う
✅ C波がトリガーを成立させる地点までの短距離を狙う
この定義により、スキャルピングに求められる分析の精度が明確になる。
📍 スキャルピングに必要な条件
- 1分足で零細波の終点を見極めることがゴールとなる
- そのためには、長期の波動(相場をリードしている波動の全体像)が明確でなければならない
- 「長期が分かっていない限り、スキャルピングは成立しない」 という重要な前提が確立される
📌 デイトレードとの比較
デイトレード = 「長期の流れに乗る波動に限定して、その流れに向かう波動の形成に繋がる停滞波B点の終点を捉え、続く波動がトリガーを成立させるまでを狙うトレード」
✅ スキャルピングと違い、流れに乗る波動に限定する
✅ 長期の波動のトレンドに順行する形でエントリー
✅ 狙うのはC波だが、C波が大きな流れに合致する形で推進することを前提とする
つまり、スキャルピングは C波のトリガー成立までしか狙わないが、デイトレードはC波が波動として拡張する可能性を考慮して乗る という違い。
📌 スイングトレードとの違い
スイングトレード = 「長期の流れに乗る波動において、円環構造の結成・解消を軸に、より長期の波動展開を狙うトレード」
✅ スキャルピングやデイトレードとは違い、「停滞波B点の終点」よりも、円環構造の結成・解消を軸に長期的な波動に乗る
✅ 例えば、1時間足の円環構造の結成・解消がトレードの基点 になる
✅ 1時間足の包み足が出て、ネックラインをブレイクしたら、その押し戻しを狙う
✅ より大きな流れの継続を前提にしてエントリーする
📌 トレードスタイル別・狙うポイントの違い
トレード種別 | 狙う波動のポイント | 時間軸の扱い | 流れに乗るかどうか |
---|---|---|---|
スキャルピング | 停滞波B点の終点 → C波の波動トリガー成立まで | 1分足の零細波の終点を見極める | 流れに乗っても乗らなくてもOK |
デイトレード | 停滞波B点の終点 → C波の波動トリガー成立+C波の拡張 | 1時間足を短期とする(短中期視点) | 長期の流れに乗る波動に限定 |
スイングトレード | 円環構造の結成・解消を軸にエントリー | 長期の時間軸で波動全体を把握 | 流れに完全に乗る |
➡ スキャルピングは最も短期のトレードだが、そのためには最も長期の流れを理解する必要がある
➡ デイトレードは短中期の流れを考慮しながらトレードする
➡ スイングトレードは円環構造の結成・解消を軸にしながら、最も長期の波動の動きを見る
📌 結論
「どのスタイルのトレードを行うにしても、結局見るべきものは同じで、おさえるべき時間軸の規模が違うだけ」
スキャルピング、デイトレード、スイングトレードの本質的な違いは、時間軸の扱い方ではなく 狙う波動のポイントの違い である。
この視点を持つことで、トレード戦略の精度が飛躍的に向上するはずだ。