5分足と15分足の時間軸の関係
5分足と15分足は、時間軸の 3倍スケール で成り立っており、これは 円環構造が機能する要因 となります。
具体的な適用例
15分足で 100MAが相場をリード している時、5分足ではどうなるでしょうか？
- 5分足の 100MAは、15分足の100MAの副次波 に該当
- つまり 5分足の100MAは、15分足の波動の一部（副次波）として形成
- 5分足の100MAの動きが、15分足の100MAの推進・修正に対して機能する
この関係により、5分足の波動が15分足の波動の構成要素として円環構造を結成 します。
5分足・15分足の波動の関係
以下のように、時間軸が3倍の関係にあるとき、下位時間軸の100MAが副次波として機能します。
時間軸ごとの主波・副次波の関係
- 15分足の100MA → 主波
- 5分足の100MA → 副次波
- 1分足の100MA → 5分足の副次波
副次波が円環構造の一部として連鎖するため、上位の波動が下位の波動に影響を与えます。
例えば、15分足の100MAが 押し目をつけるタイミングで、5分足の100MAも反発を起こしやすい という現象が起こります。
この関係を活用すれば、時間軸ごとの円環構造が相互に補完し、より明確なトレンド・修正波の把握が可能になります。
トレードへの活用
ケース 1：15分足で100MAがレジスタンスとなる場合
- 5分足で100MAが副次波として機能 しているため、5分足の100MAでの動きがトリガーとなる
- 5分足の100MAがネックラインを割れたら、15分足の100MAもブレイクしやすい
- したがって、5分足の100MAをトリガーにして15分足のトレードを仕掛ける
ケース 2：15分足の100MAで反発する場合
- 5分足の100MAが「押し目・戻り目」として機能するかをチェック
- 5分足でボリンジャーバンドの -1σ 〜 -2σ で反発するかを確認
- 5分足の反発を見届けた後、15分足の100MAの継続性を判断
まとめ
- 5分足と15分足は3倍のスケール関係にあるため、円環構造が機能する
- 15分足の100MAが主波となると、5分足の100MAは副次波として機能する
- 5分足の100MAのブレイクが、15分足の波動の転換ポイントになり得る
- この構造を使えば、より精度の高いエントリー・エグジットが可能になる
この理論を活用することで、エントリー・利確・損切りの精度をさらに高められます。